娘大好きランボーお父さんを主人公に、全世界を滅ぼしかねないテロ事件を描きながら、その中心の米国大統領が子供に甘いフレンドリーでジョークが好きな黒人オジサンだという、まさに古き良き米国映画の真骨頂的ヒーロー・アクション。大統領、ヒーロー、愛国心、誇り、家族愛、特に父と娘の愛、それらすべてをホワイトハウス陥落というテーマで理想的に盛り込んだ、漫画のような、笑えてくるようなご都合主義の連続ではあるが、子供から大人に至る全国民向け映画として、お涙頂戴の感動作である。それにしてもいったいどうやって撮影したのかという派手なシーンの連続であり、CGも多いだろうが、それにしてもお金の掛け方がハンパない。総製作費1.5億ドルで、興行収入2億ドルだが、宣伝費などで全体的には赤字になったらしい。
