町蔵

ミークス・カットオフの町蔵のネタバレレビュー・内容・結末

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

19世紀に実在した人物であるスティーブン・ミークに着想を得、ライカートによる新たな視点で再構築された西部劇。第67回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門出品。
1845年のオレゴン・トレイル、西部開拓への道案内役にミークを雇った一行。カスケード山脈を越えるため、彼女たちは砂漠を歩き続ける。

戦闘シーンもなく、ただ移動するだけの異色の西部劇。やはりケリーライカートはただものではない。
男性目線で作られた従来の西部劇に対して、女性の目線から異議を唱える
原住民を助けようとする女の意志の強さは、単なる人道主義とも異なり、自分たちが生き抜くための術を求めているかのように思われる。
特に前半は単調な移動の苦難であり、寝落ちしたかのように思われる。
町蔵

町蔵