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絶叫学級のバースのネタバレレビュー・内容・結末

絶叫学級(2013年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

広瀬アリスさんと川口春奈さん、どちらも好きな女優さんなのに、内容が気分悪くてしんどい。特に川口春奈さんに至っては、お前何がしたいねんって思うだけにイライラまでします。
ラストの松岡茉優さんには共感しまくって逆に好感湧きます。それが人間の怖い行動なんじゃなくて、そうなって当たり前。それが正解なんだよ、間違ってないよって励ましたくなります。

原作が低年齢向けの少女漫画なのに、イジメの内容がとてもその世代に見せられないようなエグすぎる描写で、大人の自分でも引いてしまいます。こんなイジメあったらダメだろ、周りの大人は何してんねん。波瑠さん何も出来てない、余計なことまでして空回りしてしまう始末…。

ラスト、広瀬さん亡くなったんだろうけど、イジメの元凶が苦しむシーンが無いので何もスッキリしない。タチの悪いガヤは何のお咎めも無し。
栗原類さんの演技の気持ち悪さにもゾッとしますが(めっちゃ上手い)、こちらの男性陣もお咎め無し。
川口春奈さんも終盤でタチが悪くなりますが、こちらもお咎め無し。
ホラー映画とは違う後味の悪さだけ残り、感覚的にはこれをホラーと呼ぶのはちょっと違うのではないかと思ってしまいます。霊現象は本当に少しですし、オマケのような感じなので…。

虐められて転校した子の女優、松本花奈さんを初めて知りましたが、この方の演技が素晴らしく、虐められっ子の独特な雰囲気や表情の作り方が本当に上手だと思いました。最後、何があったのかわかりませんが、恐らく残念な事になったのかな…。

辛辣な事を書きましたが、これだけイライラさせる演技を届けたキャスト陣はやはり凄い。これは本当に賞賛してます。
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