美月

私の男の美月のレビュー・感想・評価

私の男(2013年製作の映画)
3.0

原作未読のまま鑑賞。
うーん病んでる…ちょっとした人間ホラーを観た気分でした。
登場人物の誰ひとりとして共感はできなかったけど、なるほど話題になるだけはあるなぁと思いました。

R15指定の本作。
序盤にそこそこがっつり女体が写ったり、主演の二階堂ふみさんが下着姿になっていますが、女性目線的には少なくとも二階堂さんの下着姿にはエロは感じませんでした。
むしろ二階堂さん演じる花ちゃんの身体があまりにも瑞々しくて、彼女相手に自分の母親を重ねる(求める?)浅野忠信さん演じる淳悟に強烈な嫌悪感を抱いてしまい途中観るのが辛かったです。
思わず汚らしい…っ!って思っちゃいました(笑)
まあ作品的には大成功なのかもしれませんが。

それにしても二階堂ふみさんは良かった。
演技の素晴らしさとかは正直あまり分からないけど、女子中学生役から会社勤めのムスメさんまで違和感が全くないっていうのはすごいと思います。
あの垢抜けなさ。
私が二階堂ふみさんの顔を最初に認識したのはぐるナイで。あの企画ではじめて彼女を観たときはすごい美人さんだとびっくりしたんですが、本作では全く別人のようで違う意味で驚きました。
終始しみったれてんなぁって。
終盤高良健吾さんが出てきて、あぁ華を添えるってこういうことをいうんだなぁってしみじみと思いました。
ただ本当に華を添えただけで、作品的に高良健吾さんの役は何の意味があったのかが分からずじまいだったのが気がかりなんですが。婚約者も別人でしたし。なぜ脱いだ。
そこらへんも原作を読めばスッキリするのでしょうか。

確実に好き嫌いは分かれる映画です。
私もどちらかというと苦手で、映画を観る前は面白かったら原作も読もうかなと思ってたんですが…、うーん読まなくてもいいかな(笑)
美月

美月