私の全てだと叫ぶ彼女の家族の物語なのか?恋人の物語なのか?
腐野花演じる二階堂ふみさんが体を張っていました。10歳で孤児となった少女・花を引き取る遠縁の男・淳悟。この淳悟役の浅野忠信さんがだらしない男で、娘である花と性的行為を持つことになる。
近親相姦をする様は、無駄に演出がされており、いやらしさを感じることはない。父親になれない淳悟と娘になれない花。二人の破滅的な姿に何かおかしいと言えない独特な感じがある。
物語としては、現実感がなく、失速していくのが残念ではあるが、演者が上手いので引き込まれるものがありました。