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私の男のundhevrokotsvのネタバレレビュー・内容・結末

私の男(2013年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

禁断愛、狂気。歪んだ親子愛。
こんなの、美として捉えられるだろうか。

思わず顔を歪めてしまう生々しいシーンが多かった。生臭い映画だというコメント多数。

アート的な表現が用いられていた気はするが、美とは感じられず。全体の暗さ重苦しさに、すっかり打ち消されてしまっている。

素朴な少女が醸し出す色気と薄幸感。彼女以外の誰が演じられただろうか。今後の女優二階堂ふみにさらなる期待。

ダメ男を演じる浅野忠信を初めて見た。
ショボくれた初老の男性役もしっくり来てしまうのが、さすが。

北海道から東京へ。
少女から大人へ。
年月が流れても、変わりそうで、変わらないもの。

心の繋がった父になりたかったという葛藤も抱えつつ、もう引き返す事のできないところまで来てしまっていた。

娘が嫁ぐ前日の父の心境にフォーカスすれば、複雑ながらも切ないシーンになるかと思いきや、花の挑発的な表情。2人の関係はまだ終わらないのかと背筋が凍った。

「ぜんふ私のものだ」死が2人が別つまで続く愛の連鎖。

疑問: モロ師岡さん殺害後は、服役していたのかなぁ。小説読めば印象変わるかな。
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