まろ

おとぎ話みたいのまろのネタバレレビュー・内容・結末

おとぎ話みたい(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


きょう、スマートフォンのカバーに立体的なピンクの薔薇を貼りました
カバーの下にはこれでもかと散りばめた白 紫 ピンク わたしのだいすきな世界に忠実に沿った ある種選ばれた装飾シールたち

踊りは卑しいものだと主人公は言いましたが
この文章がある種 わたしの人間としてのいやらしさだと言ったら 伝わるでしょうか
この物語は東京ゆめみる血肉に溢れた少女と 言葉通りの出戻り文化人
つまり大いなる夢に向かって進む意志を持つ読み手の誰かと 夢 文化 もしくは東京から退散した読み手の誰かの交わり と受けとりました

どなたかも書いていましたが 前者に深く刺さる内容だったために読み手を選ぶ その中でも主人公のように自意識を燻らせまくっている誰かに

きちんと熟考されて 意味の込められた言葉だからクサいといわれたってうわっつらポエムとはちがう
どう受け取るかは読み手の自由ですが それは作者の魂あってこそ
時の流れは残酷で 次の春にはきっと屍 わたしのいまは永遠じゃないのよ !
山戸さんの言葉を浴びる 気持ちよさといったら
そして趣里ちゃん 踊りはいやらしくてだからこそ女を表す そんな美しいものかもしれないですね
おとぎ話のCOSMOSで踊る趣里ちゃんを偶然見ていて素敵な音楽と踊りと うれしいまたあえたね です

少女は哲学のかたまり
あたしたちが考えてることって 結構核心ついてたりする 山戸監督からはそんな気持ちが滲み出ている気がしていつまでも本当に だいすきです
既知の1作目を鑑賞して 名前を知らない幾多の作品の中から 最初に選んだ作品がこの作品でよかった
21世紀の女の子 溺れるナイフ 当時の大切な思い出がいろいろと蘇ってきました
まろ

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