嫌いだけどなんか見ちゃう山戸映画。これは良かった！見続けてよかった！
「神聖化して踊るくらいなら意味がないんです。踊るのは恥ずかしいことなんです。卑しいことなんです。口に出すのも憚ることなんです。その事実から目を逸らしてるから踊れなくなったんじゃないの」
「そうやって自分が矢面で踊るわけじゃないのに、その周りで権威にすがって本質を見てないんじゃないですか。自分は降りたくせに、ダンスの周りで生きてるなんて馬鹿みたい」
「そんなに文化が大事なら真ん中で戦えば良かったのに。結局こっちに逃げできたんでしょ。出戻り文化人じゃん。こんなマニアしか喜ばない本に喜ぶくらいしか、ここじゃできないじゃない！」
「私が怒ったのは衝動ゆえだ。見過ごすべきではなかったのは彼にも衝動があったことだ。彼にも守りたいものがあって、だからここで生きていて」
「謝罪は自分を許すためのものだから」
「先生のことが本当に好きだから怒ったんです」
「先生のことが好きなの。でも先生が好きな音楽も映画も好きじゃないの」
「後にも先にもいない女の子だったって思ってほしい」
「私のことを忘れないでね」
