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おとぎ話みたいのKSatのレビュー・感想・評価

おとぎ話みたい(2014年製作の映画)
1.6
女子高生が年上の男性教師に思いを寄せる「早春物語」みたいな噺だけど、山戸結希が監督なわけだから、まずは女の子の自意識の暴走が全面に出るわけで・・・。

「先生、私もう若くなんてないのよ」「次の春には、きっと屍。その時、私を死姦してくださいますか?」「先生に、私をキチガイだと思ってほしい」「私の立ち姿は、あなたへの愛の言葉です」

自分がひねくれているせいか、たかだか田舎の女子高生が何言ってるのとしか思えなかったし、ただただクサくて不快なポエム台詞が延々と続いて頭が痛くなる。

イマジナリーラインを超えたりして冒険したふうに見えるけど、合間合間のライブ場面も巧くない上にテンポ悪くしてて邪魔だし、バレエの撮り方も酷い。

そもそも趣里の顔も岡部尚の顔もかなり苦手。

やはり「溺れるナイフ」は偶然の産物だったのか。

この映画がMOOSIC LAB総ナメなんて、おとぎ話みたい!!
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