椎良

エリジウムの椎良のレビュー・感想・評価

エリジウム(2013年製作の映画)
3.6
〈荒廃した地球とスペースコロニー・エリジウムで二分された社会。しがない工場作業員マックスは事故で放射能を浴びてしまい、余命幾ばくも無い状況。
彼は医療ポッドで自身の身体を治すため、パワードスーツを身体に埋め込みエリジウムへ向かおうとするが〉

「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督によるSF、バーサーカー強化人間と化した青年が危険な思惑に巻き込まれる。

まず言いたい、当たり前のようにロボット兵士に支配されててすき
ストーリーに既視感があるような、ないような…移民テーマの映画だからこれは仕方ない点もあるのかも。スーツの効果もよく分からんままだったし
この監督の作品ではお馴染みのシャールト・コプリー演じる悪役がとても好み。美麗映像での空撮・グロありアクションは、脳死で見たい時にはかなりオススメできるクオリティ。

人が続々弾け飛ぶ描写やガチガチの兵器バトルには監督らしさが十分感じられるものの、彼の特徴的な性癖と言える「人間からの変身」要素削られた感が強い。エンタメである以上のトレードオフだったか。
まあ監督はこの後、性癖全開のAI映画を同会社で作ったわけなんですが

監督は一刻も早く「第10地区」を作れください──と言いたいところではあるが、まずは次作「グランツーリスモ」実写化に期待だ!!
椎良

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