shiho

エリジウムのshihoのレビュー・感想・評価

エリジウム(2013年製作の映画)
3.3
私の大好きなマット・デイモン×SFアクションって最高だね!
フィルマの平均点低かったので二の足踏んでたけど、もっと早く観れば良かったかな♪
と思った前半。
中だるみして、う〜んとなり、最後まで観るとうう〜ん…となった。(語彙…)

地球には人が溢れすぎて資源が枯渇して、一部の超富裕層だけ地球外の「エリジウム」という人工衛星?みたいなところに移り住み、そこでは病気も怪我も一発で治せるマシンが一家に一台ある。
一方の地球民はALLスラム街みたいな状態で、死に至る病にかかったとしてもエリジウムに治療行くことさえ許されない。

無許可でエリジウム領空内に入ろうものならさっさと帰れと警告され、警告を無視するとミサイルで船ごと爆破され、なんとか辿り着いても殺されるか地球へ強制送還されるほどの徹底ぶり。

マット・デイモンは地球生まれ地球育ちで孤児院で育ち、幼なじみの女の子にいつかエリジウムに連れていくよ!と幼き日に約束するのだけど、大人になってみれば危険の伴う工場勤め。(ちょっと前まで車泥棒をやっててかなりの腕前だったらしく、前科多数)

事故で規定以上の照射量(被曝のこと)を浴びてしまいあと5日の命、なのに工場側には責任を取るどころか捨てるように放り出される。
死にたくない彼はそのへんを牛耳ってる地下組織の親分、スパイダーのところに行って、どうにかエリジウムへの切符を貰えないか頼みます。

で、スパイダーの仕事編、バタバタしつついざエリジウムへ編、エリジウム内乱闘編という感じで進む。
世界観は最高で地球側のアングラっぽさの雰囲気がとても良くてエリジウムのムカつくほどの綺麗さとの対比や、出てくる戦闘機や武器がかなり物騒だったりで面白くて、前半はソファで背筋を伸ばしてハラハラしながら楽しめた。

ただ、いささか長い、のと敵側とのバトルシーンが多いわりにあまり面白くない。あと監督日本ぽいもの好きなの嬉しいけどその要素がなんか邪魔。
エリジウムのシステムモロっ。
など、ストーリーの運び方とラストが違ったら、あとコテコテ欲張りセットにせずもう少し内容削げたら、私の中では(マット贔屓もあり)神ったかもしれない作品でした。
なんか笑っていんだか真剣に感じ入ったらいいんだかわかんない加減なんだよな。あとイタズラにエグい、グロいシーンあったのもちょっと…。
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