ウォーボーイズ2024

エリジウムのウォーボーイズ2024のレビュー・感想・評価

エリジウム(2013年製作の映画)
3.5
ニールブロムガンプ監督は毎回SFをテーマにしつつも、実は現実の社会問題を描いている所が一風変わってて面白いです。

今作は、背景に貧困層と富裕層の格差を描いています。理想卿、エリジウムへ移住しようとする地球の住民達は、貧困に苦しむ祖国を捨てて隣国へ密入国を行う人々の様に見え、実際の処罰の様に容赦なく処刑される描写は、現代社会でも実際起こっている事です。

それはそうと、ストーリーは中々飲み込みづらい所もありました。

主人公が理不尽な目にあって、その原因を作った権力者に対して復讐を行うのは良いのですが、その描写が意外とアッサリ描かれていて、なんだか拍子抜けしました。

その後、主人公は貧富の差を生み出している人間社会自体への反乱を起こしますが、そこに至って協力してくれた、あるキャラクターが、前半は自分の利益しか考えないクズキャラだったのに、終盤は自己犠牲を厭わない普通に良いヤツになってしまいます。
何の前触れも無かったので驚きましたw

そもそも、この世の病を何でも治してくれる機械がチート過ぎて、何でもアリになってた気がしました(^^;;

面白かったですが、個人的に前作、第9地区の方が好きでした…