べーやん

最後のマイ・ウェイのべーやんのレビュー・感想・評価

最後のマイ・ウェイ(2012年製作の映画)
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フランス映画の本人再現度の高さに驚き。
クロードもシナトラもそっくりでした。
フランク・シナトラのマイウェイにこんな物語があったなんてしらなかった。

子どものように無邪気で、でも神経質で傲慢で、愛にも歌にも非常一途。瞬間湯沸し器のような性格だけど、それでも皆に愛されていたように思います。

彼の歌が、全く違う歌詞でmy way になり、世界的なヒットになる。下積み時代、「お前はシナトラになれない」と言われていたのに皮肉だなと思ったけれど、違うんだなと。憧れの人物に歌ってもらえるってことは何よりも嬉しくて幸せなんだと伝わってきました。
“いつものように”は愛を叫ぶ歌、“マイウェイ”は人生を振り替える歌。
どちらも素敵。
伝記は、「へぇそうだったのね」で終わらせないような結末にどう持ってくか、に尽きますね。ちょいと、長すぎて、あまり得るものがなかったのが切ない。