いち麦

最後のマイ・ウェイのいち麦のレビュー・感想・評価

最後のマイ・ウェイ(2012年製作の映画)
5.0
70'sの懐かしくもチョッピリ恥ずかしくなる様なポップス調の曲や踊り、衣装…エネルギッシュに弾けるクロードF.=J.レニエの姿が実に可愛い。それ程嫌みさがなかった。件の名曲の制作過程シーンにも心が弾んだ。
世界のトップを目指すアーティストが、自らも敬愛するシナトラに自分の曲をカバーされる極み…その歌を初めて聴くシーンに興奮。シナトラの英詞からオリジナルの仏詞に繋がるテイクも彼の誇りが漲っていて震えた。

父や母への格別な切ない思いも映像で十分に表現されてた。ただ、僅かなフッテージとそのフェイクらしき演出を挿入してメリハリは付けられてはいるものの、正直言って長く感じた。90分ぐらいに圧縮して欲しい。
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