かわとも

ロマン・ポランスキー 初めての告白のかわとものレビュー・感想・評価

3.3
ナチスによるユダヤ人迫害の被害にあった生き証人でもあるポランスキー。

そのドキュメンタリーってことで。

描き方はポランスキー側からなので、細かいことはさておき。

何本か鑑賞しているのですが、戦場のピアニストはポランスキーらしく無いと思っていたんです。が、その理由も判明。当事者であったこそのリアリティにより、映像作家としてのポランスキーの作品では無いってことなのだと思いました。

過去を身振り手振りしながら、時には涙も浮かべながら話す姿。老齢のためもあるのでしょうが、少し人生に疲れたような感じもしました。

実体験を色濃く反映させた作品のシーンが何度も頭をよぎりました。当事者であると知ってはいましたが、なんだかピンとこなかったんですね。鑑賞当時は。

いまは改めて当事者であったことの重みを感じました。
そういった視点で見ると大変興味深いです。
女性関係については正直、どうかなと個人的に思いますけどね。
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