アギゴン

ヒプノティスト 催眠のアギゴンのレビュー・感想・評価

ヒプノティスト 催眠(2012年製作の映画)
3.2
(作品備忘録)
ある体育教師が体育館で惨殺された。その事件はそれだけでは留まらず、教師の自宅では、妻と幼い娘が刺殺され、長男のヨセフは瀕死の状態で見つかる。
事件の捜査線上に家族と別居している長女が浮上してくるも、捜査に行き詰まったヨーナリンナ警部。ヨセフの担当医から、かつて催眠治療で幾人もの患者を診てきた名医のエリックを紹介される。

エリック医師は、ある事がきっかけで、催眠治療から一線を置いて、妻と息子とひっそりと暮らしていた。エリックの過去の過ちのせいで、妻との間に溝が生まれ、夫婦仲は上手くいかなくなっていて、エリックは様々な事で精神的に疲れ、安眠が出来ず、睡眠薬を手放せない状況にあった。

そんな中、ヨーナリンからの捜査協力の依頼で、事件の真相を探ることを渋々承諾する。
意識が戻らないヨセフに、催眠術をかけ、事件の真相を探り出していく…。



感想
クライムサスペンスとあって、
初めのシーンがセンセーショナルで、めちゃくちゃ期待感が上がって、見入っていたのですが、
事件の被害家族の家族構成も、複雑なら、真相を探る側のエリック医師の家族との関わりも微妙に複雑。複雑な家族問題がぶつかり合った感じがちょっと煩い気もしました。
物語の中盤からちょっと軸がズレた感じがして、睡魔が襲ってきて、私が催眠にかけられたようでした。巻き戻しを2回くらいしながら鑑賞を続けた次第です。
そして終盤が訪れて、
「あら?そう来たか…やっぱりそうなの?。」今までの私の推理があまりにも、簡単に的中してしまったんですけど、この犯人も途中から無理くり浮上して来た様な気もしました。まさか、もうひとひねりあるかな?なんて思ったんですけど、当たってしまった。でも、当たったなら当たったで、目が点状態。
「とんだ勘違いやないかーい」
自分の息子途中で間違える?
なんかモヤモヤ〜😓あ〜でも、精神病んでたからな〜…ブツブツ(´._.`)モャモャ

どこまでも広がる壮大な雪景色の中を犯人を突き止め、警部とエリック夫妻が向かうシーン。北欧の自然の美しさに「ほ〜」と感動。
景色はとっても美しく、この作品のモヤモヤを一瞬吹き飛ばしてくれました。
それはさておき、犯人を追い込む見どころシーンは、狂気に満ちた犯人とのやり取りが、ちょっとハラハラしましたが、何となく結末が予想出来てしまってハラハラ度は60%以上感じることが出来ませんでした。ん〜面白く無いわけではなかったけど、複雑な人間関係はヨセフんちだけで良かった気もしたかなー😅
終わり
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