このレビューはネタバレを含みます
冒頭から暫く続く閉塞感。行き詰まりを感じてる2人の男女の心情が伝わってくる。
たまにかかる明るい音楽や、窓を空けるシーンの開放感でそれまでの空気の差がよく出ている。
別視点でこの男女の行方を見てるとこの人運命の人だよって教えたくなってくるし、窓空けた場所にもメッセージ性が強過ぎて笑えた。
ウォーリーを探していていたことと、自分の人生の最良の人を見つけることがシンクロして最後にこの人だって気付いてヒロインが駆け出すシーンは、この映画で一番風が吹いたなぁって思える。それだけかなりの閉塞感があるつくり。
ちょいちょい日本の食べ物やビール、おもちゃが出てきて、アルゼンチンってそんなに日本のもの流通してるのかなって気になるところもあったりして。
行き詰まり、閉塞感と開放感、やっと出会えた感動が明暗となって描かれていた。