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クロワッサンで朝食をのkakkoのレビュー・感想・評価

クロワッサンで朝食を(2012年製作の映画)
2.5
ジャンヌ・モロー の存在感。
原題は「パリのエストニア人」。なぜ「クロワッサンで朝食を」という邦題にするのか全く解せない。
ヨーロッパの移民、特にエストニアのような北の田舎からパリに住み着いて一生を終えていく人たちの寂寞とした孤独が滲む。最後に心を通わせるまでの不器用な感情をジャンヌ・モローが体現。
「憧れのパリ」にやってきたヨーロッパの北の田舎のエストニア人であることによってより際立つ。
「パリタクシー」とは全く違う裏悲しさ。マドレーヌは自分の人生を生ききった自信があるので人に愛を注ぐ豊かさがある。見終わった後に心が温まるのはそのため。
フリーダは求めるばかりだから侘しい。
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