ノラネコの呑んで観るシネマ

マレフィセントのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

マレフィセント(2014年製作の映画)
4.3
予想以上に面白かった。「アナ雪」でも描かれた御伽噺の魔女は本当は何者か、という事を前面に出して、タイトル通りマレフィセントを描く物語。
基本裏側から見た「眠れる森の美女」というコンセプトで、オリジナルをリスペクトしつつも、独自性も強い。
幼い頃のオーロラをアンジーの実の娘が演じてるんだけど、全編に彼女の母としての慈愛が滲み出て、マレフィセントの悲しみが何とも切なくて泣ける。
真実の愛の解釈は途中で読めちゃうけど、十分ありだと思う。
エルちゃんも魅力的だけど、これはやはりアンジーによるアンジーのための映画。
3D効果抜群の飛翔シーンを含め、ビジュアルの完成度も非常に高い。
しかしプリンスの扱いのアバウトさはディズニーではもはや定番になりつつあるのか。
まあ「アナ雪」のヴィランよりはマシだけど、役立たず呼ばわりはヒドイ。実際そうだったけどw