経年変化

司令官とコウノトリの経年変化のレビュー・感想・評価

司令官とコウノトリ(2012年製作の映画)
4.2
ソルディーニのベスト。こういった毛色の作品でこそ才を発揮する人じゃないだろうか。三者に通低する現代社会での生きづらさというシリアスな副主題をこうも軽妙に綴れちゃうだなんて!イタリアが輩出した偉人銅像の哲学的な嘆きが、そんなフィクショナルな世界からのリセット機能を果たす演出も嫌いじゃない。
道路横断ドヘタクソなパッツン赤メガネのロルヴァケルが犯罪的にかわいい。マスタンドレアにちょいギレするシーンは腹抱えて笑った