sakura

謝罪の王様のsakuraのレビュー・感想・評価

謝罪の王様(2013年製作の映画)
3.6
土下座の向こう側へ

昔TVで一部観たのですが、先日観た「シャイロックの子供たち」阿部サダヲのコメディという事で再鑑賞。

「舞妓 Haaaan!!!」「なくもんか」に続く、水田伸生監督、宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演のブラックコメディ。

いかなる相手、状況でも依頼者の代理で謝り事態を収束する架空の職業「謝罪師」。

土下座で検索♪東京謝罪センターの所長で、「謝罪師」黒島譲役を阿部サダヲ。
名前がゆずるって。。

共演に井上真央、岡田将生、尾野真千子、高橋克美、松雪泰子等。

⭐︎謝る時のルール。
「なんか すいません」はダメ。
「なんか」は絶対つけちゃダメだそうです。

⭐︎150%の謝罪。
・自分の誠意を見せて謝る🙇‍♀️
・相手の言い分をよく聞く
・大きく相槌を打つ
・相手の怒りが落ち着いたら褒めまくる

阿部サダヲさんの謝り方はかなりオーバー。そこが役にピッタリ合っていて良かったです。

ストーリーはいくつかの謝罪エピソードに分かれていて、観やすいですが、後半にある国を背負って謝罪するエピソードは長さを感じてしまいました。

芸能人の親子エピソードは何故かホロッと。2世息子の事件で大物芸能人が謝罪を依頼。
女優で母親役の松雪泰子さんがお綺麗でした。

全体的にはゴリゴリのコメディですが、主人公が「謝罪師」になったきっかけのセリフ「人は,たった一言謝ってほしい時がある」が少し印象に残りました。

誠意をお金で示してほしいとか,目上の人に出てきてほしいとかではなく,ただ本人から謝罪してほしい。本人の誠意を見せろって事でしょうか。

結局形式的に謝ってもダメで、相手の言い分をよく聞いて、心を込めて謝る事が大切。土下座も体で誠意を表現してるのかもしれません。

エンディングはE-girlsの曲にのせて、可愛らしいミュージカル風。阿部サダヲのダンスも観れます♪
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