しわのくもすけのレビュー・感想・評価

文字通りの生き残りをかけた収容所サバイバル。音楽は盛り上がるのに平板な作画が、後期高齢者たちの内面の複雑さを表すようで絶妙なバランス(原作読んだがかなり忠実な映像化)。アルツハイマー老人がプール際を歩くのがクライマックスとはね。最後のおまけエピソードもなかなか。ボケ老人ものはハズレがない印象。

監督はこれが初長編で以降作品なし。これの前に撮った短編タイトルが「死との付き合い方」とあって、なんかいろいろ思うところあるのか(内容はよく動く老婆のバトルスケッチ)