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エマニエル夫人のKUBOのレビュー・感想・評価

エマニエル夫人(1974年製作の映画)
3.0
子供の頃に見たくても見れなかった作品をいい大人になってから見てみた。

当時すごい話題になってたもんなぁ。ブルース・リーが大好きで雑誌のロードショーとかスクリーンを買うとシルビア・クリステルのグラビア載ってたりして、興味だけは津々だったよなぁ。

映画は見てなくても、このテーマソングは耳に残ってる。オープニングで流れてくるだけで『エマニエル夫人』だわ〜と思う。

劇中で「きれい」「きれい」と言われるシルビア・クリステルがそれほどきれいに思えない。かわいらしいし、どちらかと言えばベビーフェイスだよなぁ。もちろん、スタイルは抜群だけどね。

エマニエル夫人は日常ブラもパンツも付けてない(お友だちも付けてない)。バイだし、基本拒まないから、いつでもどこでも始まっちゃう。前半はずっとおっぱいとSEXシーンのオンパレードで、グラビア寄りの美しいポルノ映画。

以前、タヒチ(フランス領)に行った時、ビーチの女性がみんなトップレスで歩いたり遊んだりしてて目のやり場に困ったのを覚えているが、フランス人にとってオッパイは特に隠すものではないのね。

それにしても、初めて遊びにきたお友だちが、いきなり目の前でオナニー始めちゃったり、飛行機の中であんなことやこんなこと、これぞまさに”Anytime Anywhere All at Once” (笑)。

ビーの登場でちょっと違う(自立した女性)方向に行くのかと思いきや、マリオさん登場の終盤ではさすがにわけわからん方向に。

快楽の追求とか言っても、ゴム付けてるそぶりもないし、あんなことしてたら誰の子かわからん子供がバンバン生まれちゃうでしょ!

70年代半ばの映画だけど、こんな女性が男への貢物みたいに描かれてたり、今の社会では受け入れられない作品だろう。

ラストシーン、かわいかったエマニエル夫人が厚化粧の娼婦みたいになっちゃった。なんか雑な終わり方だなぁ。
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