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トレマーズ4のMountainのレビュー・感想・評価

トレマーズ4(2004年製作の映画)
2.5
今度は西部劇だ!!
グラボイズをぶっ潰せ!第4弾!

昔々、1889年のネバダ州。小さな炭鉱町リジェクションで、鉱夫たちが次々と謎の化け物に襲われる事件が発生。鉱山主のハイラム・ガンマーは、ハンターを雇い、化け物退治に向かうのだが…!!?


〜以下ネタバレありレビュー〜


今回は、ガンマニアおじさんバート・ガンマーのご先祖様にあたるハイラム・ガンマーが主人公。
シリーズお馴染みのマイケル・グロスさんが演じているものの、ハイラムはヘタレでイヤミなキャラなので、なんだか物足りないんですよね〜。
一応、終盤は銃を手に取り、いつものガンマーを彷彿させるファイトを見せつけてくれましたw

ビリー・ドラゴさんが演じた賞金稼ぎのハンターは、もっと活躍するかと思いきや、思いのほかアッサリ退場しちまったのには笑っちゃいました。

予算縮小のせいか、序盤は人が襲われるシーンこそあれど、グラボイズの姿が全く出てこないのよね…。
ようやく出て来たと思ったら、ショボいグラボイズ幼体や、触手ウネウネのみでお茶を濁す始末。

グラボイズ本体がようやく姿を現したのは、開始から1時間くらい経った頃。
遅いよ!さすがに焦らし過ぎ。

全体的に出番こそ減ったものの、CGや特殊造形によるグラボイズの出来自体はそれほど悪くなく、そこそこ見れるレベルだったのがせめてもの救いでしょうか。

終盤はグラボイズどもを相手にバトルを繰り広げてくれるので、なんとかテンションも上がり、最後まで楽しめました。

クライマックスのグラボイズの描写が妙に雑で、地中から頭だけを出してるのか、全身をさらけ出しているのか、カットごとに矛盾が生じ、イマイチ分かりづらかったのは残念でした。
決着の付け方もなんだか迫力に欠ける描写なんですよね…。
まぁ、これくらいユルいノリがトレマーズらしいっちゃらしいのかも。

学生の頃に観た記憶では、超絶クソつまらない映画だった印象でしたが、改めて観てみて…やっぱりクソでした。でも、愛すべきクソ映画です。クソクソごめんなさい。

まぁ、トレマーズ愛が試されますよw
お馴染みの町パーフェクションの秘められた過去や、ガンマー家が銃に目覚めるキッカケを垣間見ることができ、ファンなら観て損は…無いと思います。うん…。
たぶんね。
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