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宇能鴻一郎の濡れて打つのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

宇能鴻一郎の濡れて打つ(1984年製作の映画)
3.3
人気官能作家・宇能鴻一郎の原作「濡れて打つ」をもとに木村智美が脚本を執筆した日活ロマンポルノで、のち「毎日が夏休み」や平成ガメラ”シリーズを撮る金子修介監督のデビュー作。
漫画「エースをねらえ!」のパロディになっていて、テニス部に入った女子新入部員のセックスライフを、コメディタッチで描いている。

~登場人物~
・高校一年生の細川ひろみ(山本奈津子)→明るく能天気な主人公
・お蝶サマ(林亜里沙)→みんなの憧れのアイスドール。ひろみも彼女に憧れてテニス部に入る。
・スタープレーヤーの坂西君(原田悟)→プレイボーイ
・生徒会報道部の玉本君(高山成夫)→ひろみが好きで、常にひろみを追いかけカメラを向けている。
・テニス部のコーチ(田情児)→指導方法"腰の鍛え方"とキャラが笑える。
・小林蘭子(石井里花)→コーチが好き。

「こんな注射あるのかしら?」
「真実の報道をするんだ」

従来の日活ロマンポルノが持つ男女の情念を重視した暗いイメージを打破し、明るい新路線を開拓した快作。
笑える場面が満載で、何よりセックスを明るくおおらかに描いているのがよい。
なお、挿入歌は、"暗い"三角定規の(飛び出せ!青春)「太陽がくれた季節」
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