たまたま高田馬場で時間が余ったのでふらふらと早稲田松竹に寄ったら上映していたのがこれ。
普段なら絶対に選ばないような映画なのでとても新鮮だった。
赤と黒がきれいで印象的。
毒が盛られている作品がとてもすきだけど、この映画は盛られているどころか毒だけでできているようで、見てはいけないものを見ている気がしてドキドキした。
説明できない嫌悪感すらこの映画の魅力なんじゃないかと思えるほど。
ストーリーはまったくわけがわからなかった…。
なにより主人公？のライアンがセリフからも表情からもなに考えているのか読み取れないのでもうどうしていいのかわからない！
誰が誰に復讐しているのかすらも現実なのか妄想なのかも、観ているうちによくわからなくなってきて、それでも最後まで観れたのは映像の美しさとこれでもかってくらいの毒々しさのせいだと思う。
夜のタイの危ない雰囲気もとてもそわそわ楽しめた。
ところどころのカラオケシーンはシュールすぎて笑っちゃいそう。
