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変態家族 兄貴の嫁さんのめざましのレビュー・感想・評価

変態家族 兄貴の嫁さん(1984年製作の映画)
3.7
周防正行の監督デビュー作品。
周防監督はポルノ映画であるが、デビュー作を作るにあたって、尊敬する小津安二郎の映画をオマージュした作品にしようと思い、今作が出来上がったと述べている。
富士山の絵からの物語スタート、会話のテンポ、無人のカット、ローアングル、壺や花瓶を正面に映した画率、無機物による比喩表現など、そこかしこに小津へのリスペクトを感じられる。
大杉漣に笠智衆の演じ方をさせるのは個人的に面白かった。
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