ルナ

アイス・トレマーズのルナのネタバレレビュー・内容・結末

アイス・トレマーズ(2011年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

パッケージのモンスタービジュと、タイトルの"トレマーズ"に騙されてはいけない。

出て来るのは、ヒレの鋭く毒を持つ先史時代の両生類と哺乳類の中間型生物、等身大の半魚人です。しかも中に人が入っているのがモロバレな、ちゃっちいスーツの。
そのため、モンスターお披露目時には、めちゃくちゃ驚いてしまった。"グラボイズ"みたいな細長い生き物を想像してたせいで。
「アイス・トレマーズ」って言ってたじゃん!!!
はい、いつものパケ詐欺ですね。

ただ思い返すと、よくある"怪物視点での映像"で陸の小屋内を覗くシーンがあったり、怪物に襲われた人が「アイツ腕と脚があったで〜」的なことを言ってたりと、確かにヒントはあったかもしれない……。
造形は悪くないけど、スーツの出来はもちっと頑張って欲しかったなぁ……。

褒められる点としては、役者の演技は皆んな上手く、引き込まれるところがありました。特に息子を失った後の父親二人の演技が凄く良かったです。冷静な母親も良きキャラでした。

ただ、ラストシーンは和解?エンドで、物悲しさがありながらもなんだかなぁ……、という感じ。個人的に光る所は幾つかあるが、あまり面白いとは思えない作品でした。

デヴィッド君が襲われるシーンの、コントのようなテンポのよさと、完璧な前振り、カメラワーク、最高!!
ルナ

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