ちろる

バウンス ko GALSのちろるのレビュー・感想・評価

バウンス ko GALS(1997年製作の映画)
3.8
ブルセラショップ
キャッチ男
テレクラ
PHS
カルバンクライン
たまごっち
チーマー

違うアプローチの「ラブ&ポップ」みたいなお話。

村上淳さんがまだ線が細くて
佐藤仁美さんがイケイケギャル
ヤマンバビッチの矢沢心さんもめちゃくちゃハマっててカフェでのギャルギャルしいやりとりがめちゃ自然で面白い。

これは、バブル弾けた後だけど、なんとか立ち上がった日本に勢いがあったあの時代。

渋谷の街には茹だるほどに人が溢れてその中のどこをつまんでもこんな危険なやりとりが飛び交っていたのだろう。

お金の欲しさにAVに参加させられそうになったりヤクザに目をつけられたりあまりに濃厚な一日。
もう堕ちていくラストしか予想してなかっただけに、静けさの伴う穏やかなあの神社で3人が迎えた明け方のシーンは清々しかったな。
今じゃ描くことのできないこの時代ならではの刺激的な青春ストーリー。

結構お勧めです。
ちろる

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