【2013/11/27:日比谷シャンテ】これ以上最高なダンスシーンってある？アナログでヘンテコな「Come On Eileen」を聴けば、音楽好きな人ならすぐ、あの膝を抱えた少年のジャケットと崇高なる中二病的詞の世界が浮かぶはず。まさにチャーリーの曲。狙ったのかな、狙ったんだよな。最高すぎるよ。よくわかってる。イイ歳なんだしジュブナイルはもう卒業したいと思いつつ…、一生ムリそう。青春を留年し続けるしかない。
手作りインデックスのテープ、はみ出し者のにおい、プレゼント交換(30ドル→20ドル→50ドルの親父最高)、成り行きの苦い恋愛など、ディテールにヒリヒリ要素が満載。余談だがわたしが持ってる服が2着も登場したのには並々ならぬシンパシーを感じたり。
音楽が最高なこの作品を観終えてすぐわたしが聴きたくなったのは、ボウイでもスミスでもなく、小沢健二だった。「さよならなんて云えないよ」或いは「美しさ」というタイトルを持つ曲のフレーズ「左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる 僕は思う！この瞬間は続くと！いつまでも！」。この映画のラストって、つまりはこういうことだと思う。美しさ。
