レッドキング

ウォールフラワーのレッドキングのレビュー・感想・評価

ウォールフラワー(2012年製作の映画)
3.8
よくあるスクールカーストを描いた青春ものかと思いきや、それぞれのキャラクターが背負ってるものがけっこう重かったりするし
とはいえ「これぞ青春!」的な爽やかさもあったりと、揺れ動かされる一本。

本作を観て大学進学の時のことを思い出した。
高校まではずっと地元で慣れ親しんだ友達ばかりだったのに、大学ではまったく知らない人だらけの環境で、しかも一人暮らし。
二部制の大学だったこともあり、日中働いて夜中に学校に通うという生活ではサークル活動する気力もなく
今でも大学生時代の思い出らしい思い出は皆無に等しい。
そんな中でも、ほんの少しでも話ができる人がいたことは覚えている。
一緒に遊んだとかはないけど、授業で隣の席になったり、小クラスの授業で何げなく会話できるような存在。
向こうはなんとも思ってないだろうけど、こちらとしてはとても助けられたと思っている。
友達100人はできなかったけど、ありがたい数人の存在が大きかった、そんなことを思い出した。
海外の作品でも主人公の気持ちがよく分かった。
劇中に出てくる音楽の数々はほとんど分からなかったので、知っておくとまた感じ方も変わってくるのかな。

そういえば大学入学の時は「mixi」がソーシャルメディアとして台頭してたこともあり、初日の教室内では「mixiやってます?」みたいな会話が方々で飛び交っていたもんです。
「モバゲー」とかもそうですが、とっくに死語ですかね(笑)
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