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ウォールフラワーのMのネタバレレビュー・内容・結末

ウォールフラワー(2012年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

1人でいる孤独や好きな人とすれ違いが続くストーリーに「後1センチの恋」を思い出した。
同じ傷を負った者同士だから2人には通じる何かがあるのは幼少期の大人からの性的虐待。彼の心が不安定なのは叔母さんの死が原因ということはすぐにわかったけれど、叔母からの性的虐待をサムに触られたタイミングで視聴者にふわっと気づかせるというなかなか複雑でイキな演出。元が小説だからこそセリフの言葉のチョイスが感動的なものが多かった。特に気に入ったのは「なぜ優しい人は間違った人を選ぶのか→自分に見合うと思うから→「あなたはもっと価値がある人なんだよ」と伝えるには?→試せばいい」という国語教師との会話の一部。

サムの彼氏がひどい人だったと気づいてこの会話をサムに伝えるシーン素敵だった。チャーリーだってとても素敵な優しい人なのだから自分の価値に気づいて自分に自信を持ってサムにアピールできていたら...と感じた。このセリフは過去に傷を負った2人にとって、すごく大きな言葉なんだな〜。

サムにはチャーリーがいたけど、チャーリーには自分の価値を気付かせてくれる人は誰だったのだろうか...結局病院行きになって先生に打ち明けるまで彼は何度も幻覚を見て誰かに話すことはできていなかったから、彼を救えたのは結局お医者さんだったのかな😢
もちろんそれがきっかけだとしても家族やサムたちが訪れていたし、彼を大切に想う周りの人はきちんといて彼に居場所を思い出させることはできていたと思うと救われる。

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エズラミラー、ファンタビと違ってこんなイケメンクール役もできるなんて素敵な役者だらけの作品!
トンネルで手を広げるシーン、相変わらずエマの美が爆発してた...ハリポタ最終章の次の年の作品で、ハーマイオニーとしての彼女の印象とは大きく異なるイメージの役だった!
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