松長もんど

裁きは終りぬの松長もんどのレビュー・感想・評価

裁きは終りぬ(1950年製作の映画)
3.9
恋人を安楽死させた女性の裁判に取り組む陪審員たちの物語。

陪審員ものと言うことで『十二人の怒れる男 (1957)』を思い出したが、本作は陪審員ひとりひとりを追った群像劇となっており、彼等の心の揺らぎがより鮮明に描かれていると言う印象。

彼女が犯人なのか?と言う題材ではなく、彼女を許せるのか?という中々深いテーマであり、人が人を裁く事がいかに難しいものかがよく分かる。

裁判ものにはハズレがない。