このレビューはネタバレを含みます
性行為の最中、相手を殺したくなる衝動に駆られる2人の男女を描く物語。
ベアトリス・ダルって本当魅力的な俳優さんですよね。
今作でもインパクト大。ただ大胆とか勢いがあるとかそういうことでなく、しっかり演技としての深みがある。これだけで魅入ってしまいますね。
しかも今作では性行為中に相手を殺してしまう女性を演じてるのですが、その様子は野性的な暴力なんですよ…それがもう彼女にぴったりです。
えちちな表現が多いですが、上品で美しい。
ただ単にエログロってわけじゃないんですね。
この雰囲気だけで楽しめる!
「愛は幸せが全てじゃない、絶望も悲しさも愛に含まれている」という監督の言葉、考えてみりゃそうなんだけど、改めて気付かされる素敵な作品。