深夜番組「ゴッドタン」の企画「キス我慢選手権」を映画化した作品。オリジナルと同様に、劇団ひとり扮する「記憶をなくした暗殺者」である主人公が、キスを求めてくる美女や、あらゆる敵からの攻撃に、全てアドリブで演じ切るという作品。
深夜番組のノリをそのままに、劇場に持ってきたという作品。番組レギュラーのツッコミもオリジナルと同様なので、本来5~10分のコーナーを長時間でやったらどうなるか（さらに全編アドリブで）、というかなりチャレンジングな作品（というより、いい意味で「企画」笑）
面白いのは、チャレンジングな企画で、普通にやったらグダグダで終わりそうなところを、劇団ひとりのアドリブ力+演技力と、それに対応するスタッフ、演者陣がすごいので、一応は物語として成立している点。この辺りは、長年バラエティー番組をやってきた佐久間さんをはじめとするスタッフ陣と芸人のみなさんの間の信頼関係が垣間見られます。
あくまで深夜番組のノリで、メタ的に楽しむのが楽しい作品でした。
