昭和の夏の儚さに、鬱屈としたブルーの海と本多俊之の奏でるサックスが尚のことメランコリックさを加速させていて恍惚と最後まで見入ってしまった。
きっと今の時代にこれを取り直したら陳腐なものに成り下がって…
アワビを潜水して獲る海女さんが、裏切り者や権力者に強烈な血の復讐をする、、、
ディレカンの一発目。相当に気合いが入っていたようで、主演の白都真理は海にロケをしに行く前からカメラマンと専用のプール…
伝説は夢幻の海を赤く染める…
夫婦でアワビを採って生計を立てている佐伯みぎわは夫の啓介から殺人現場を目撃したと打ち明けられる。夫は死体が上がらないことに不安を抱いていた為、みぎわは自分が潜って確かめ…
超良かった。終盤の海女による無差別大量虐殺の衝撃的な絵面もそうだが、そこに至るまでの経緯、準備、決意、と全てに魂が宿ってるかの様な熱量を感じた。ここまで哀しく切ない暴力映画は初めてかもしれない。
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血とエロの実験的アート映像としてのサスペンス復讐劇。ATG(日本アート・シアター・ギルド)の作品には毎回衝撃を受け続け、「家族ゲーム」「肉弾」など大好きな作品も多いですが、衝撃度と破滅度で言うと、本…
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