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飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲のadeamのレビュー・感想・評価

2.0
スラッシャーホラーを型作った伝説的な名作は、その後続編、仕切り直し、リメイクと展開されていきましたが、それら全てをいったんなしにして、一作目の直接的な続編として制作されたシリーズ累計七作目。
レザーフェイスが血縁者と出会い、自身を含めた一族を抹殺しようとする町の人々と対決して、新たな保護者を得るまでを描いたストーリーは、3D上映されたことよりもずっとトリッキーで、レザーフェイスというキャラクターを借りただけの平凡なスプラッタを作るのに比べれば、意外性という点では良かったと思います。
特に終盤の町長との対決シーンではもはや得体の知れない殺人鬼としては描写されておらず、手に汗握る展開にしてしまっているのは笑えました。
ただ主人公単独ではなく、若者グループとして登場させたのなら、その殺害シーンはお約束としてもう少し丁寧に見せてほしかったです。
そして一作目直結をうたい、映像まで引用している割には設定の整合があまりにも取れない部分が多く、雑な作りという印象は否めませんでした。
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