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飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲のバロウズのネタバレレビュー・内容・結末

1.2

このレビューはネタバレを含みます

一応「悪魔のいけにえ」の正式な続編・・・ということになってるんだけど、あまりにも酷すぎて開いた口が塞がらなかったし、それと同時に怒りすら湧いてきた。
悪魔のいけにえって、なんの罪も無い、偶然通りかかっただけの登場人物たちが理不尽にも巻き込まれて行くところが肝だったと思うのですが、
この映画に出てくる若者たちは典型的なバカどもで、殺されても自業自得としか思えない。

そもそも時代設定がおかしい。初代悪魔のいけにえから20年後ってことは現代は90年代のはず。それなのにiPhoneが出てくるってどういうこと?
しかもiPhoneをつかってご丁寧に実況中継してくれた警官はあっけなく殺されるし。あんな危険人物が潜んでいるとわかっているのにわざわざ警官を単身で突入させるわけないだろ!
なんかPOV的なことをやりたかったのか、レザーフェイスに殺される要員として警官を無理矢理押し込んだような不自然さが際立ってる。

さらに腹が立ったのは中盤以降の展開。
主人公の女が実はレザーフェイスの身内であることに気づいて、警察に追われるレザーフェイスを守ろうとする。
あのさあ、あんだけ友達を酷い殺され方したのに、その張本人が実の家族だからって理由だけで肩入れするっておかしいだろ!
現にこいつ何百人も殺してきてる凶悪殺人犯なんだから、そんな奴に同情の余地もあるわけない。
警官から追われて可哀想!あたしが守ってあげる!って感じなんでしょうか。バカ女の思考回路はよく分かりません。

物語終盤、レザーフェイスを殺そうとする市長みたいなヤツを返り討ちにしてミンチにしてめでたしめでたし。
映画をみてここまで腹が立ったのは初めてです。悪魔のいけにえシリーズでなければそれなりに見れたかもしれませんが、「悪魔のいけにえ」の正統派続編!と銘打っているだけで相対的に評価が下がりました。
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