虎舞羅ーコブラー

エンド・オブ・ウォッチの虎舞羅ーコブラーのレビュー・感想・評価

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)
3.7
LA市警の"リアル"を映し出す、ファウンド・フッテージ形式映画。

・あらすじ
ブライアン・テイラーとマイク・ザヴァラはロス市警の制服警官コンビ。結婚間近のブライアンは、ビデオカメラで自らの仕事を撮影していた。華々しい活躍を送る日々の中、メキシコ系麻薬カルテルのアジトを摘発に成功する。しかしカルテルに目をつけられ、二人に怪しい影が迫る…。

・感想など
TSUTAYAでジャケ借りしてみた作品です。

今作はロサンゼルス市警の全面協力のもと製作されたそうで、全編通して緊迫感とリアリティを感じさせています。

凶悪犯罪が日々多発する土地で、警察官として働くのは如何なるものか。主人公たちのように活躍を賞賛され、人々の役に立てるなどやりがいは大きいでしょう。しかし、犯罪組織に目をつけられてしまえば、いつ奇襲され命を落とすか分からない。そしてその家族は?いつ家族を奪われるか、それとも皆殺しにされるか…。不安に襲われる日々が淡々と過ぎて逝く。社会にとっての正義は、家族にとっての正義でいられるのか。

犯罪組織と闘う者たちの、"極限のリアル"を感じられる一作でした。