温泉たまご

エンド・オブ・ウォッチの温泉たまごのレビュー・感想・評価

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)
3.4
2021-26

ロサンゼルスの重犯罪多発地区サウス・セントラルを担当する白人巡査テイラーとメキシコ系巡査ザヴァラは、固い絆で結ばれた警官コンビ。パトロール中に通報を受けて向かった家で、図らずもメキシコ麻薬カルテルの秘密に触れてしまうことになり...。


ところどころ登場人物のハンディカメラ(ボディカメラ)で撮った映像が使われていて、ドキュメンタリーチックな演出が印象的な今作。primeにオススメされたので観ることに。

終盤までは、ドタバタはしつつも2人の警察官の仕事・プライベートの日常が描かれており、緩やかに進む。 同僚とふざけ合ったり、恋人と大切なひとときを過ごしたり。
しかし、治安が悪い地域とはいえ、その日常の事件が酷すぎる。ちょっとショッキングな映像が出てくるのでそれは要注意かも。
ラスト30分くらいの勢いがハラハラしすぎてつらい。

ラストは思わず涙。
アメリカ人がよく、血が繋がってなくても家族のように強い絆を持つ間柄の相手を“兄弟”と呼ぶけれど、その言葉の重みを感じた。