ユウサク

エンド・オブ・ウォッチのユウサクのネタバレレビュー・内容・結末

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

ギレンホール、マイケル・ペーニャ、デヴィッド・ハーバー、フランク・グリロとMCU勢揃い感は観てて楽しい。「アンブレラ・アカデミー」のデヴィッド・カスタニーダも金ピカ銃の運び屋でチョイ出演。


ただやっぱりデヴィッド・エアー合わない。もう多分デヴィッド・エアーの映画は観ない。
「誰が撮ってんの?」的三人称視点にはいちゃもんつけないけど、流石にギャングがハンディカム片手にAK撃ちまくってんのは笑ってしまう。お前らに撮影するメリット一つもないだろ。
そもそもギャング側の視点があることで物語性が強まってしまって、伝えたいであろう「過酷な末端警察官のリアル」みたいなものが削がれてて何がしたいのか不明。チンピラ出身だから「俺実際にこんな奴らとつるんでたぜ!」アピールとかしたいのかな。それこそ密着スタイルでもう1人撮影者がいることにしてよくない?何かそれで齟齬生じるかな。「POVっぽいやつで、臨場感ある警察ものやりたいんだよねー」つって企画して矛盾が出てきたのをやっちゃえやっちゃえって無視した感じ。工夫しようとした痕跡がない。工夫した結果「ギャングもハンディカム持たせりゃよくね?」なら誰か止めてやれよと思う。
おそらくは監督本人のものであろうホモソ全開の会話とそこから垣間見える価値観も超キツい。最後に流れるアレを「嵐の前の何気ない日常だ……」なんて思えないよ。気色悪い。
ユウサク

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