83点
ほとんどの刑事映画は、主役同士の相性によって生死が決まる。『エンド・オブ・ウォッチ』では、ギレンホールとペーニャの相性が抜群で、この映画を典型的な刑事ドラマからワンランク格上げしている。
ファウンド・フッテージ・スタイルの映画作りは、ストーリーをリアルに表現するために必要な厳しさを加えるという点で、警察映画にはかなり適している。アクション好きを満足させる緊迫した場面やスリリングなシークエンスもたくさんあるが、登場人物とその人生に焦点を当てた場面こそ、『エンド・オブ・ウォッチ』が輝くところ。
この映画のポイントは、LAの警察官としての現実的な生活を描くことであり、この映画は間違いなくその点で成功している。