このレビューはネタバレを含みます
面白かった。最初の2、30分はロス警察の日常=事件の話で、だるかったけど、だんだん二人のキャラが掴めると面白く感じられるようになった。パトカー内での付き合ってる彼女の話や結婚相手とのなれそめなど、個人的エピソードで親近感を持たせる作りになってる。
主人公のジェイク・ギレンホール目当てだったのもある。相手役のマイケル・ペーニャや同僚役の警官、彼女のアナ・ケンドリックも良かった。逆に麻薬カルテルやギャングはそんなに。
POV形式だけど、そこまで厳密じゃない。逆に、POVだったの!?って感じ。警官がカメラを帯同するのはプライバシーやセキュリティ的にフィクションみが強いけど、今ならボディカメラが普及してるので、もうちょっと後ならその設定にしただろうなと思う。逆にギャングもカメラ持ってたけど、ほんとなんでだよ。証拠になるから撮るなってキレるし、説明が無い。映画がこの形式なのでカメラ持たせただけ。
話としては面白い。仲間の警官助けたり火事の中子供を救いだしたり、楽な安否確認かと思ったら麻薬や死体を見つけちゃうというドラマ性が良かった。
タイトルのエンドオブウォッチは見終わった後に調べたら、警官の日誌の最後の意味と殉職という意味らしくて、ネタバレじゃん!ってなった。
葬式での演技良かった。「彼は兄弟だった」に集約されている。
主人公はこれからどうするのか、とか。ロス警察はどうなるのか。とか、あんま余韻は感じず、ここでおしまいって感じが良かった。