超空間コベ

異常性愛記録 ハレンチの超空間コベのレビュー・感想・評価

異常性愛記録 ハレンチ(1969年製作の映画)
4.0
一体いま自分は、何を観せられて
いるのか…?など、
ふと冷静になって、我に返ったり
してはならない。
意思とは無関係に、停止ボタンを
押してしまう恐れがあるからだ。(笑)

幼児性小太り中年・若杉英二の
怪演。鼻毛や喉チンコどアップに
君は耐えられるか!?☆

家庭や染物会社経営そっちのけで、
自分を避けまくる橘ますみを
昼夜を問わず執拗にストーキング。
こんなん、もうとっくに潰れとる
やろ?会社。(笑)

「ノンコ、愛してるんだヨ~ン♪」
「ボク、さみしいんだよ~ん…」
「しあわせっ♪」

←記憶に残ってるセリフが
これくらいしか無い。(笑)
都合が悪くなると煙草ふかして
ダンマリを決め込み、時に逆ギレ
起こし、泣き落としに来る。
とにかくタチが悪い。

…このどうしようも無い男が、
いかなる末路を辿るのか?
それだけを見届けたかった。

「ハレンチ……ハレンチっっ!!」

ご存じ、異常性愛路線の良心・
吉田輝雄、vs 変態・若杉英二!
雷雨の夜の格闘に、熱くなれ!
衝撃のクライマックスに、拳を
握り締めろッ!!☆


SMやホモセクシャルをはじめ、
排泄行為等、アブノーマルで
粘着的な性描写。

時系列が所々前後しているのも
付いて行く気を削ぎに来る。

東京ゲイ・ボーイズの自己紹介シーン
は良かったけど、その後の
ストロボ効果点滅3Pシーンは、
苦痛以外の何物でもあるまい。☆
当時の宣伝文句通りに「失神」
するとしたら、ここかも?(笑)

各所の紹介で、キャスト欄に
カルーセル麻紀が上がってるが、
寸前で出演を降板している。
それだけが、実に残念…!
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