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もうひとりの息子のyrmkのレビュー・感想・評価

もうひとりの息子(2012年製作の映画)
3.9
それぞれ、ユダヤとアラブという相反するアイデンティティーで育ってきたのが、ある日突然全てがひっくり返る。取り違えが分かり、動揺する両親。伝えられた子供の動揺と葛藤。細やかな俳優陣の演技が光る良作。

当事者から見るとどう捉えられる作品なんだろうか。作中で少しずつ解れゆく糸は、現実的なものなんだろうか。

ただ思ったのは、国同士のしがらみや期待や憎しみを全て背負いながら話し合いを進めても中々越えられない高い高い壁を越えるのは、こういう小さな和解?理解?の積み重ねでしか得られないのかもしれないっていうこと。

母の愛は強し。
ただ、オリットはちょっと女性が前面に出すぎていて多少の違和感。

そしてヤシン、イケメン!
ヨハン…うん。小さいセザールの成長を感じました。
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