法学部生なら誰でも知っているであろう「チャタレー夫人の恋人」を映画化。
裕福な暮らしをしているチャタレー夫人、世界大戦で下半身が動かなくなった主人を世話しながらもなに不自由なく暮らしていた。
ある日気分転換に出かけた散歩の途中、庭師のパーキンと出会い互いに惹かれあっていく。
彼との禁断の行為に魅せられるチャタレー夫人は...。
さすがはフランス映画。「エロい」と「官能的」のニュアンスを理解するのであれば、この作品はまさしく「官能的」である。
性行為の官能的な表現はもちろん、内面の背徳感さえ美的に表現されている。
生々しいものの、決していやらしくない。
一つの映画というよりかはまるで絵画のようであった。
そういえば、官能文学って初めてちゃんと見たなぁ〜と。ラブコメと違い忙しなさがないものの、今を青春時代として生きるヤングには少し見ていて退屈だった。
ただ、こんな俺でもこの作品の美しさだけは感じ取ることができた。