ジャックシューチャー

ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金のジャックシューチャーのレビュー・感想・評価

3.4
単細胞の筋肉バカが本気で計画犯罪を実行したらどうなるのか。
それはもう目も当てられない惨劇が待っていた。
しかもこれ実話ものなんだからあきれ果てるしかない。

主人公たちのとにかく筋肉バカっぷりが見もの。
迷ったら筋トレ!悩んだら筋トレ!不安になったら筋トレ!ピンチになったら筋トレ!
描かれている内容こそ目を背けたくなるほど陰惨なものなのに、筋トレで強引にエンタメ化している様が不謹慎で最低!でも(映画的には)最高!!終始心底爆笑だった。

良くも悪くも「破壊王」の異名を持つマイケル・ベイの手腕が最も光ってる作品なんじゃないかと思う。
ベイさんにはドッカンドッカンの大作も良いけどこうゆう作品ももっと作ってほしい。

肉体を鍛えることは最高に気分がいいけどそれで全てが解決するわけでもない。というごく当たり前のことを改めて教えてくれる傑作。