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魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A’sのGTのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アニメ版は途中まで視聴。だがそれももう随分前の話。
一期に引き続きド迫力の戦闘シーン。野太いビームをぶっ放し派手に大爆発が炸裂する。なのは達が使う「レイジング・ハート」をはじめとする所謂「魔法の杖」も、なんだかやけにメカニックでかっこいい。今作ではピストルの弾のような物を装填したり外したりするシーンもあって、男心を擽られる感じ。「お色気」的な変身バンクも、その凝った演出により別の意味で興奮。
が、話としてはやっぱり駆け足な印象が強い。最初の方はまだ。守護騎士たちが主人であるはやてを守るためにはやてに内緒で魔力を集めるシーンは健気で泣ける。「闇の書」が覚醒してからが、かなり駆け足というか説明的な物が不足していて、一体何が行われているのかがかなり分かりにくい。何だか凄いことが起こっている、なんやかんやあってはやても守護騎士たちも助かるが、「闇の書」だけは危険だから破壊される。最初と最後にいたあの女の子は何者???もしかしたら俺の理解不足かも…。それともアニメを見ると、もっとわかりやすいのだろうか。泣けそうなシーンはあったが、どうも理解が追いつかずモヤモヤ…。
あと今回、登場人物が全員善人で毒がない。なのはもフェイトも本当にいい子かつ真面目で、ふざけたようなことを全然言わない。「芯から無垢」という感じ。一期ではそれなりに尖ってクールだったフェイト。その路線を多少継承していれば…。なのはやフェイトやはやての会話は、あまりに甘すぎて、なんとなく背筋がぞわぞわする感じがする。
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