mia

赤い航路のmiaのレビュー・感想・評価

赤い航路(1992年製作の映画)
4.1

ヒュー様目当てで観たけど居なくてもこのスコア付けたと思う。それくらい愛情と憎しみを感じられる作品だった。
子供はいないのくだりで人口が増えるっていうジョークが通じなくて微笑ましくなった以外、本当に話が苦し過ぎる。

妻になって1人の女性として扱われなくなった切なさかと思いきや、本当に復讐劇だったし〝共依存〟を具現化したような描写が凄い。10話くらいのドラマで観たい位。

結局、本を一冊も書けなかった。中盤のミミへの当たりがキツすぎて刺したくなるのに、終盤ではミミが最悪すぎて撃ちたくなるし最後は呆気なくて自分の感情がよく分からない。ネタバレみたら満月になった理由が書かれてて余計に苦しくなった。

でも途中のミミ達の幸せ絶頂期が本当に幸せそうだから良かったなぁ。観てるこっちがニコニコしちゃうくらい『2人だけの世界』が出来上がってて良かった。
また観たいかと聞かれると、1人では寂しくなるので観たくないと答えますね。私は2人みたいに家族以外に大切な他人は記憶にある限り居ないので…。そんな人間にも響くような作品なので、私はこの作品を観て良かったです。
mia

mia