おばけシューター

ギニーピッグ 悪魔の実験のおばけシューターのレビュー・感想・評価

ギニーピッグ 悪魔の実験(1985年製作の映画)
2.4
これは観てるの自分だけだろって作品も、必ずフォロワーの方が誰かしらレビュー書いてらっしゃいます。畏怖の気持ちと同時に本当に自分はまだまだ浅いんだなーと痛感します。
まぁこの映画ですべき話ではなかったですね。

インターネット1日23時間くらいやってた中学生のころ、どうやらギニーピッグというスナッフ(殺人)ビデオがあるらしいという情報を聞いて探してみたが、どうにも見つからない。
続編の方を観たチャーリーシーンが本物と勘違いしFBIに通報したらしいが、そういう噂と当時の黎明ナウのインターネットが組み合わさって都市伝説化した話題だけ一人歩きしてた(ちなみに今調べたらマジで監督の家にFBIが来たらしい。チャーリー…)。
結局その時ビデオは見つからなかったが、最近たまたま機会があった!のでしっかり鑑賞してみた。あの頃、TheBBS(知らないか)のアングラ板を賑わせた伝説のビデオが20年越しでとうとう観られるとは…


冒頭「数年前ギニーピッグと題されたプライベートビデオを入手した。(略)内容は女が虐待され続ける凄惨なものであった」みたいな文章がスクロールする。はあはあ、本当にそんな内容だったんだね。このビデオはきっと本物だね
映像が変わり、国道の路肩でイウォークが仕掛けた感じの網の罠に吊るされてる女。なるほど、彼女が被害者か。うん、大丈夫、まだわかんない

暗転し「殴」の一文字。猛烈に嫌な予感がしてくる。
暗い部屋で椅子に座らせられる女(ヒ素カレーの人に似てる)を3人の男たちが囲み、頬を叩いていく。いや、叩いてない。頬に当てるフリをして顎を持ったもう片方の手を叩いて音を出してる。実質拍手。顔の前で拍手。それをひたすら続けてる。大学の頃友だちとTSUTAYAのAVコーナーを覗いてみた時、「ビンタビンタビンタ!」というタイトルの作品(ジャケットはマジビンタされてる女)を見つけて衝撃を得た思い出が蘇る。しばらく続いたところで「10」の多分拍手の回数。うん…

今度は手に塩かなんか塗り込み、全く赤くもなってない林眞須美の顔に塗り込む。「いたた…」と控えめに嫌がる眞須美。東南アジアの変なエステか?後ろで待ってる男が普通にリアルゴールド飲んでる。全然関係ないタイミングで「50」の字が映る。ビンタカウントじゃないの?
今度は「蹴」の文字が映る。ここまで5分くらい。ちなみにこれ最後まで書きます。

椅子から下ろされ、囲まれて蹴られる女。カメラマンがコツをわかってきたのか良い感じにブレて今度は本当に蹴ってるように見えなくもない。「蹴」って出てたし、きっと蹴ってる。男たちだけ息が上がってるのが、少し気になる。

早めに切り上げて「抓」の文字。きつね?
男がペンチで手の皮をつねる。痛そう!これは痛そう!女は叫んだりせず、か細めの声で無駄にセクシーに喘ぐ。ボリュームを落とす。今度は二の腕つねる。喘ぐ。ボリューム落とす。

「回」。え?
冒頭のイウォークのハンモックにまた入れられてゆるゆる回る女。何故か女目線のカメラで酔う。これどうやって撮ったの?女の頭にハンディカム縛りつけたの?いつのまにか部屋に戻っており、スムーズじゃない回転を続ける女。カメラが引くと、椅子を男が一生懸命回していた。視聴覚室!視聴覚室でやったやつだ!ここでも男の方が辛そう。「50」。大変じゃん!
途中酒を飲ませる。で、また回す。もう3人がかりでやってる。がんばれ
女が吐くと、「ゲロだゲロ!」となんか喜ぶ男。さすがにぐったりする女と画面外で何もしてない男。休憩?まだ1/3です。

次は「虫」の文字。もういいか。やめよう。

中学の頃の僕へ。
スニッフ映画なんてなかった。あとTheBBSにID変えて自演するのは最後にバレるからやめておけ。

おわり